Looking up...
法的判断において、証拠の信頼性や蓋然性(可能性の高さ)に基づいて、より確からしい方を採用する原則。50%を超える確率で事実があったと推認される場合に適用される。
In civil cases, the burden of proof is often based on the balance of probabilities rather than beyond reasonable doubt.
民事事件では、立証責任は「合理的疑いを超える」ではなく、蓋然性の優位に基づくことが多い。
The jury found the defendant liable on the balance of probabilities.
陪審団は蓋然性の優位に基づき被告に責任があると判断した。
主に民事訴訟で用いられ、刑事訴訟の「合理的疑いを超える」よりも低いハードルで事実認定が行われる。
蓋然性の優位は民事事件で用いられる立証基準で、51%の確率で事実があったと推認されれば十分。刑事事件の「合理的疑いを超える」は90-95%の確信度が求められる。
損害賠償請求、契約違反、不法行為などの民事事件で用いられる。刑事事件(殺人、強盗など)では適用されない。
法律用語として19世紀後半にイギリスで確立された表現。'balance'は天秤(秤量)を意味し、証拠の重みを比較するイメージから転じた。'probabilities'は可能性や蓋然性を指す。
主にイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの英米法圏で用いられる。アメリカでは'preponderance of the evidence'が同義で用いられる。民事事件で最も一般的な立証基準だが、刑事事件では適用されない。